朗読カフェ


毎日お誘いの記事ばかりで、ちょっと気が引けます。今日は一宮スタジオ定例イベント「朗読カフェ」のお誘いです。 

僕には理想とする街があります。それは盛岡市という街です。街のあちこちに大小いくつもの劇場があって、毎日どこかしらで芝居やリーディングをやっているのです。プロの劇団を招いて公演している劇場もあれば、アマチュア劇団や大学のサークル、高校演劇部が公演している小劇場もあります。いつもどこかで芝居をしている。しかも仕事帰りにふらりと立ち寄れる時間に、そんなに高くない入場料で。盛岡市では、今日はちょっと映画観てから帰ろうかなとか、ちょっとカラオケで1時間歌って帰ろうかな、という感じで、芝居を観ることが暮らしに根付いているのです。行くたびに素敵だなと思います。なんて文化的なんだとうらやましくなります。

 一宮が盛岡市みたいな街になるといい。そのために僕らの一宮スタジオが力を尽くせたらどんなに素敵だろう。それで考えたんです。まずは朗読=リーディングをやろうと。朗読なら毎週違う演目を準備することができます。芝居を一本作るには、時間も労力も金もかかります。毎週違う芝居をかけるほどの体力は、今の一宮スタジオにはありません。でも、朗読なら何とかできそうかなと。

 毎週毎週コンスタントに朗読会をやることから始めたい。入場料はワンコイン500円、ふらっと寄ってもらえる、気軽な会にしたい。簡単な飲み物も用意するつもりです。はじめは数人のお客さんに来てもらえれば十分。毎週続けていくうちに、口コミで、来てくれる人がじわじわと増えていくといいな。「本町商店街に今度できたスタジオで、毎週毎週リーディング公演やっとるみたいだぞ」と市民の皆さんの認知度が上がっていくうち、自分も聴く側から読む側に回ってみようかな、なんて人が現れてきたら・・・。その時こそ演劇が街に根付き始めたことになるのだと僕は思う。演劇は、芸術は、限られた特別な人だけのものではありません。誰もが役者をやって、誰もが観客になればいいんです。僕自身も朗読やります。普段は芝居書いて、演出をやっているんですが、今回は僕自身が演じる側にまわって演ってみるつもりです。

朗読カフェは今月末から毎週日曜午後開催。詳しくは公式HPで。楽しみな、意味ある企画だと自負しています。